東海道の京都〜大津間約17kmの間には、2カ所の峠があります。 この2カ所の峠、大津側にある峠が「逢坂峠」(逢坂山)京都側が「日ノ岡峠」(九条山)なのですが、二大難所だったらしいです。 現在でも、雪が降ると実感出来ます。 (逢坂山での車の乗り捨て等。迷惑なのでやめましょう!)
江戸時代には、峠道を牛車でお米や木材等を京都に運んでいたそうです。 当時、雨が降ると、車輪が泥にとられ立ち往生していたそうで、その打開策として、牛車での運搬を円滑にする為に、この大津から京都三条大橋までの間に車石を敷設されたようです。 それを復元させたものが、九条山の三条通沿いにあります。
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が、明治時代になると撤去作業が始まり、その車石は日ノ岡峠と逢坂峠の擁壁として使用されたり、その他に転用されたようです。 今現在残っている日ノ岡峠の擁壁もゆっくり歩いて見ると、「あっ!ここにもある!」といった具合に見つける事が出来ます。
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当然、逢坂山でも見る事は出来ます。 逢坂山の方では、蝉丸神社に車石が置かれているそうです。
京都観光の際に、自転車でちょっと大津まで足を延ばされても良いかもしれませんよ!?
坂道はかなりしんどいです。(日頃運動不足なもので...... 九条山を超えるのが精一杯でした。)
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