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音にこだわるジャズ・アルバム

ー 長澤 祥 ー  

ヴォーカル編

「ナイト・クラブ」
パトリシア・バーバー(東芝EMI TOCJ66090)国内盤 2000年録音
 熟れた女が発散する危ない雰囲気が漂うアルバムです。ナイトクラブのスタンドに寄り添い唄う光景が見えるような描写は、ジム・アンダーソン録音のセンスによるものでしょう。「ソー・イン・ラブ」を飲みながら聴いているとグラスの氷がカチカチと音をたてて震えるのです。「I'm yours 'till die.So in love, so in love.So in love with you, my love, am I」と耳もとで囁くように唄う、貴方ならどうします。

「ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ」
ダイアナ・クラール(インパルスMVCJ24014)国内盤 1999年録音
 映画「羊たちの沈黙」でジョディ・フォスター扮する女捜査官が監獄独房の前を通った時、なかの囚人が「ああ性器の匂いがする」と叫ぶ問題のシーンがありました。ダイアナ・クラールの息づかいに「その匂い」を感じるといったらセクハラでしょうか。曲「イースト・オブ・ザ・サン」にはセクシーな怪しさが漂うのです。聴くうちに誰もが「たまらないね」と吐息をつくばかりで、終わっても長い沈黙が続きます。

「ローズマリー・クルーニー・シングス・バラッズ」
R・クルーニー(コンコードVICJ23834)国内盤 1985年録音
 メロディを譜面のまま正確に唄うジャズ・シンガーは少なくなりました。くずして唄わないとジャズ・ヴォーカルにならないとでもいう風潮です。ロージーはどんな曲でも実に丁寧に正確に唄います。しかも発音が明瞭でジャズ・ヴォーカルでは大切な歌詞が聴きとれます。歌詞も解からず聴くのではその曲が楽しいのか悲しいのかさえ分かりません。「酒とバラの日々」はオーディオ・チェックの定番となりました。

「時の過ぎゆくままに」
クリス・コナー(アルファALCR111)国内盤 1991年録音
 ヴォーカルは処女の声に限るなど騙され続けていませんか。北欧か何処かのポット出の新人歌手のジャズもどきのヴォーカルばかり聴いていると本物のジャズ・ヴォーカルを忘れてしまうものです。クリス・コナーの唄いぶりを聴けばハッと目も耳も醒めること間違いありません。リズム感とスイング感で彼女の上をいくシンガーがいないことを知らされるはずです。これもジム・アンダーソン録音です。

「ソフトリー」
小林 桂(東芝EMI TOCJ68055)国内盤 2002年録音
 男性ヴォーカルではメル・トーメ、フランク・シナトラ、トニー・ベネットからベスト・アルバムを選ぶのが普通でしょうが、最新録音の鮮度から日本の若手を選びました。
 洒落たムードで粋に唄うセンスとノリは天性のものでしょう。歳とともに、いずれはブルーな雰囲気も身につくかもしれませんが、20歳代の今は軽やかでソフトな唄いぶりがいいのです。

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